ゴルフエッセー「耳と耳のあいだ」(第22回)

“メモ”を習慣化するとゴルフも仕事もうまくいく

2017.05.12

クリップについて

 トーナメント中継を見ていると、プロがキャディーさんと小冊子を見ながら話をしているシーンを見かけることがあると思います。この小冊子は「ヤーデージブック」といい、コースのレイアウトや、池やバンカーなどの障害物までの距離、グリーンの起伏などが詳細に書かれています。いいスコアを出してトーナメント上位をめざすプロゴルファーには、なくてはならない必需品です。

 ヤーデージブックは、トーナメントの主催者が参加選手に配るものと、市販されているもの(※)があります。前者には、トーナメント期間中、毎日変更されるピンポジションが書かれています。ピンポジションは、トーナメントで戦うためにとても重要な情報です。後者には、排水溝やスプリンクラーといった人工物からの距離や、フェアウェイの起伏や高低差といった変化することのない細かな情報が、正確に記載されています。

※参考:The Golf Memo (http://www.thegolfmemo.com/

 プロ選手は、自身が練習ラウンドなどで得られた情報をヤーデージブックにメモ書きして、活用しています。どのような情報を書き加えているのかは選手によってまちまちです。例えば「フェアウェイは一見狭く見えるが実際は広い」と不安を払拭する内容や、「グリーン右手前のバンカーは深くて難しいが、セカンド地点からは見えないので要注意」など、事細かに書き込む選手がいる一方で、狙い所や危険地帯を大ざっぱに書き込むだけという選手もいます。いずれにせよ、この自分なりにメモを取っておくという行為はとても重要です。今回は、メモを取ることの効能について考えてみましょう。

ラウンド記録をつけよう

 プロゴルファーが、トーナメントで良い成績を残すために、入手したヤーデージブックにあらゆる情報をメモする必要性は理解できると思います。一般のアマチュアゴルファーにとっても、ラウンドの際、メモを取る習慣を持つことは良いことです。では、どんな内容を書けばいいと思いますか。… 続きを読む

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連載記事≪ゴルフエッセー「耳と耳のあいだ」≫

執筆=小森 剛

執筆=小森 剛ゴルフハウス湘南

有限会社ゴルフハウス湘南の代表取締役。「ゴルフと健康との融合」がテーマのゴルフスクールを神奈川県内で8カ所運営する。自らレッスン活動を行う傍ら、執筆や講演活動も行う。大手コンサルティング会社のゴルフ練習場活性化プロジェクトにも参画。著書に『仕事がデキる人はなぜ、ゴルフがうまいのか?』がある。

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