ゴルフエッセー「耳と耳のあいだ」(第26回)

今さら聞けないクラブ選び ~FW・UT編~

2017.09.08

クリップについて

 第三次安倍内閣が誕生しました。内閣改造に当たり、誰をどのポストに配置するか?といった組閣人事は、国のリーダーである安倍総理が最も頭を悩ませた課題だったと思います。

 ゴルファーも、自分のゴルフセットをどんな組み合わせにするか悩みます。性格の異なるクラブを吟味し、目標のコース攻略に適したものを取捨選択する行為は、組織の組み立てにとても似ているのではないでしょうか。クラブ(人材)の持ち味を発揮するもしないも、クラブ構成(人事)1つです。せっかくのクラブが宝の持ち腐れとならぬよう、気を付けたいものです。

 今回は、クラブ選びのポイント第2弾、フェアウェイウッド(以下FW)とユーティリティー(以下UT)についてお話ししましょう。FWとUTは、ドライバーとアイアンの間に位置するクラブで、プレー状況に応じて使いこなせるようになれば、必ずコース攻略の力になります。クラブの役割と特性をしっかり覚えて、クラブ選びに役立ててください。

FWとUTの役割

FWとUTが並ぶ陳列コーナー。メーカーによる特徴は販売店の店員に聞いてみましょう(写真のモデル:ダンロップ「ゼクシオ」)

 FWは、主にセカンドショット以降グリーンまでの距離が長いときなど、できるだけ飛ばしたいときに使います。また、ティーショットでドライバーでは飛び過ぎてしまうときや、コース幅が狭く、ドライバーでは曲がるリスクが大きいときなどにFWを使うこともあります。

 FWにはロフト角の異なる番手がいくつか用意されており、ロフト角が15度前後のものが3番で「スプーン」という呼び名が付いています。以降、4番が「バフィー」、5番が「クリーク」です。クリークはロフト角が18度前後です。あまり使われませんが、2番ウッドも存在し「ブラッシー」と呼ばれています。モデルによっては、ロフト角が5番ウッドよりもさらにある(20度以上)、7番や9番などがラインアップされているものもあり、通称「ショートウッド」と呼ばれています。

 続いてUTですが、これはFWとアイアンの中間に位置し、その間を埋めるためのクラブです。距離を稼ぎたいFWと、正確にグリーンを狙いたいアイアンの中間に位置するため、さまざまなシーンで「ユーティリティー(UTility):万能」性が発揮できるクラブです。局面に応じて、攻撃にも守りにも使えるクラブというわけです。

 UTもFWと同じように、ロフト角ごとに番手が用意され、UT#3(20度)、UT#5(23度)のように番手とロフト角の両方が表記されているケースが多いです。この場合、#3や#5といった番手の数字はメーカーごとに統一されているわけではありません。UTを選ぶ際には、番手の数字ではなくロフト角を重視して選ぶと覚えておけばよいでしょう。

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連載記事≪ゴルフエッセー「耳と耳のあいだ」≫

執筆=小森 剛

執筆=小森 剛ゴルフハウス湘南

有限会社ゴルフハウス湘南の代表取締役。「ゴルフと健康との融合」がテーマのゴルフスクールを神奈川県内で8カ所運営する。自らレッスン活動を行う傍ら、執筆や講演活動も行う。大手コンサルティング会社のゴルフ練習場活性化プロジェクトにも参画。著書に『仕事がデキる人はなぜ、ゴルフがうまいのか?』がある。

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