一足お先に!IT活用でパワーアップ(第9回)

教育の情報化を急げ!IT専門家不在でも実現を

2016.04.27

クリップについて

 2020年の新学習指導要領改訂に向けて“教育の情報化”は待ったなしの状況だ。しかし、多くの学校では、校務・教務で教員や職員が多忙を極めている上に、 IT専門の職員もいないため対応に苦しんでいる。

 エデュケーションデザインラボは、こうした教育現場へIT導入のサポートをしている。そのサービス提供のインフラとしてNTT西日本のグループ会社であるNTTスマートコネクトの「スマートコネクト マネージドサーバ」を導入し、サービス充実と顧客拡大をめざしている。

<エデュケーションデザインラボ>

2006年に平塚知真子社長が設立した、筑波大学発のベンチャー企業。茨城県つくば市に本社を構え、 「NetCommons」の導入サポート事業を展開。子育てに関するNPOを立ち上げた経験を生かし、つくば市に在住する女性を社員、在宅ワーカーとして採用することにより雇用を推進。従業員数10人、在宅ワーカー数103人(2016年4月時点)。

<ウィズ・ワン>

2000年に設立し、東京都中央区に本社を構える。クライアントの要望にマッチしたオーダーメードのシステム開発を手掛けている。業種は限定せず、公共事業から金融・製造・通信・医療・製薬に至るまで、積極的にボーダーレスなサポートを行う。従業員数135人(関連会社含む、2016年4月時点)。

 エデュケーションデザインラボ(以下、EDL)は、情報革命によって変化を続ける社会環境に適応できる人材を育てる新しい教育をデザインし、教育現場やコミュニティーへ提供することをめざして、平塚社長が設立した企業だ。

 EDLが、全国の教育機関が抱える“教育の情報化”に関する課題解決のために行っているメーンのビジネスが「ネットコモンズ・クラウド事業」である。NetCommonsとは、2001年にスタートした国家プロジェクトで、国立情報学研究所が開発した「教育の情報化」の推進を強力に支援するツールだ。

 その機能は多岐にわたる。保護者や地域社会への広報窓口になる学校ホームページの作成・運用、校務情報化の支援、 グループウェア、学校間ならびに先生同士、地域や保護者との情報共有など、教育現場に求められる多様な機能を1つのシステムでカバーする。

 プロジェクトのスタートから約10年で、多くの教育現場で利用されるようになり、教員からのフィードバックを基に改善されているので使いやすいと好評だ。2015年2月現在で全国の公立小中高校の約10%が導入している。

 NetCommonsはオープンソースソフトウェアなので、利用料金は基本的に無料だ。ただし、利用するには、サーバーを用意した上でミドルウエアインストールしてドメイン設定を行うなど、それなりの専門知識が求められるのだが、ほとんどの学校にはIT専門の職員がいないため、導入にはかなり高いハードルがあるという。

無償ツールNetCommonsを活用した“教育の情報化”サービス… 続きを読む

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連載記事≪一足お先に!IT活用でパワーアップ≫

執筆=井上 隆文

執筆=井上 隆文

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