セキュリティ脅威を招く落とし穴(第1回)

過去からこう変わってきた「解説・脅威の変遷」

2017.09.06

クリップについて

 情報セキュリティの脅威は変遷していく。ただし、過去の脅威だからといって対策を怠ると、簡単に侵入を許すケースもある。完全に行われなくなった攻撃手法はなく、今でも過去の攻撃手法が使われているからだ。脅威の変遷を見ていこう。

メール経由の検出数が356倍に

 まず把握すべきは、メール経由の脅威の加速度的な増加だ。IPA(独立行政法人情報処理推進機構)の調べ(「コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況および相談状況[2016年第4四半期(10月~12月)]」)では、ウイルスおよび不正プログラム検出数が1年間で6倍以上になっている。2015年10~12月は検出数が12万2099件だったのに対し、2016年10~12月は、76万4280件、約6.3倍である。

出典:IPA「コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況および相談状況[2016年第4四半期(10月~12月)]」図1-6:ウイルスおよび不正プログラム検出数の推移(検出経路別)から数値を引用:グラフはBizClip編集部作成

 検出数だけでも驚くほどの急増ぶりだが、検出経路に注目すると、メール経由の攻撃が際立つ。2015年10~12月はメール経由の検出数が2094件だった。わずか1年後の2016年10~12月は、74万6035件と、約356倍になっている。メールの情報セキュリティ対策の重要性が理解できるだろう。

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Biz Clip編集部

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