ビジネスに生かす中国古典の言葉(第10回)

成功したいなら、自分の限界を知りパートナーを得よ

2016.03.04

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二人ににんこころ同じうすればそのきこと金を断つ。同心のことばはそのかおり蘭の如し」(『易経』)

 経営者は孤独だといわれます。設備投資や新規事業への進出など重大な岐路において、最後は一人で責任を持って決断しなくてはならないからです。しかし、だからといってすべてを一人ですべきなのではありません。自分の欠点や弱点をカバーしてくれるパートナーの存在は、非常に大きな力になります。

 攻めと守り、営業と管理、開発と生産……。これらには違った資質や知識が求められることがあります。すべてを備えているビジネスパーソンはいません。得手不得手、能力の限界を知り、それをカバーする手段を探さなければ、会社を成長、永続させることは難しいでしょう。

 すばらしい技術や発想で会社を立ち上げたものの、営業力や管理力がなかったために破綻する技術者出身の起業家がいます。数多くの店舗を出店し、巨大なチェーンストアを作り上げても、成長が止まった途端にそれまでの無理がたたり、破綻に追い込まれた経営者もいます。こうしたケースでも、営業力や管理力がある協力者や守りに強い持続力のあるパートナーさえいれば、成長と永続が実現したかもしれません。

 儒教の基本経典である「五経」の一つで、古代中国の占いの方法を体系化した『易経(えききょう)』にこんな名言があります。

自分で足りないものを補ってくれるパートナーを大切に… 続きを読む

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