中小企業のトレンド(第15回)

中小企業に役立つ新型求人サービス続々(後編)

2016.09.15

クリップについて

 新卒採用が買い手市場から、売り手市場に変化している。そんな中で、中小企業にとって使い勝手のいい、様々な求人支援サービスが登場している。こうしたサービスを活用し、学生・既卒者に従来とは異なるアプローチをする中小企業の動きを紹介する。後編はオフラインタイプやSNSタイプを運営する企業と活用例だ。

 ウェブやSNSを使わないオフライン型の求人サービスでも、新タイプが出てきた。東京・港にある慶應義塾大学正門前のカフェ。学生ならコーヒーやジュースが無料なので、講義の合間や終了後に学生が集まってくる。壁際に、20社ほどの会社説明資料が置いてあるのが目を引く。

 ここは、エンリッション(京都市)が東大、京大、早慶、同志社大など国内11の有名大学の前で展開する「知るカフェ」の1つ。優秀な学生を採用したい企業のスポンサー料で運営されており、企業はここで会社説明会を開いたりして学生にアプローチできる。費用は年間220万円で現在約120社のスポンサーがいるという。

 国内11店舗を訪れる学生は合計で1日平均2500人超。うち40%は1、2年生なので、スポンサー企業は有名大学の学生に早くからアプローチできる。

 就職シーズンともなれば、カフェを借り切って会社説明会を開く企業もある。人事担当者による説明もあるが、カフェらしく若手社員を囲んだざっくばらんな質疑応答が中心だという。

 「4カ所の『知るカフェ』を利用し、60人を採用した会社もある。砕けた雰囲気の中で膝を突き合わせて話すから、ミスマッチも少ない」と、エンリッションの柿本優祐社長は話している。

ネットのクチコミで拡散… 続きを読む

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