弁護士が語る!経営者が知っておきたい法律の話(第43回)

参入しやすいECサイトこそ法律面では慎重に!

2018.01.26

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 現代では誰もが当たり前のようにインターネットで買い物をする時代です。同時に、インターネット通販は参入障壁が低く、多くの企業が参入し続けています。その手軽さの半面、法律的に問題のあるECサイトも氾濫している状況です。そこで、ECサイトを立ち上げる段階で、法律的なリスクを排除し、安定的な事業を継続するために必要な事柄を説明します。

客との約束事を表示する利用規約の重要性

 ビジネスシーンでモノを売る場合には、契約書を作成し、双方が署名押印することで、不測の事態が生じたときに備えることができます。しかし、インターネット通販では買い手と直接顔を合わせるわけではありませんし、多くの買い手を相手に逐一契約書を交わすことも現実的ではありません。そこで、インターネット通販において契約書の代わりになるのが利用規約です。

 インターネット通販では、多くの顔の見えない買い手に商品を販売します。中にはきちんと代金を支払ってくれない人がいるかもしれません。あるいは、商品に何らかの問題があって、返品や返金を求められることもあるかもしれません。時には、発送した商品が受領されずに戻ってくることも考えられます。

 このような場合にどのような処理をするのか、利用規約にきちんと定めておけば、何らかの問題が生じた場合に慌てることなく対処することができます。

特定商取引法による規制は小まめにチェック… 続きを読む

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連載記事≪弁護士が語る!経営者が知っておきたい法律の話≫

執筆=成 眞海

執筆=成 眞海

弁護士(63期)。平成29年4月から弁護士法人丸の内ソレイユ法律事務所所属。

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