一足お先に!IT活用でパワーアップ(第1回)

多店舗ネットワークの運用保守の手間を劇的に軽減

2015.08.21

クリップについて

 ジェイアンドジェイは九州や中国地方に地産地消にこだわった居酒屋や回転寿司などの飲食店を77店舗(2015年1月現在)展開している。2003年に熊本市の本部と店舗間を結ぶネットワークをインターネットVPNサービスで構築。グループウェアの利用や売り上げデータの共有などを行っていた。

<株式会社ジェイアンドジェイ>

地域の豊かな食材を楽しめる居酒屋や活魚料理店などを九州や中国地方に約80店舗展開。経営する飲食店は、店内に“いけす”を設置し、唐津・呼子のヤリイカをはじめとする海産物など九州の豊かな食材を楽しめる「十徳や」、店舗のある地域の地元食材を中心に活魚を提供する「さかな市場」など、6つのブランドを持っている。

本部のシステム担当者が各店舗まで出向き故障対応に追われる

 ネットワークを構築してから10年を経過した2013年頃から、ネットワークが繋がらないなどの通信障害が目立つようになってきた。主な原因はルーターの老朽化だった。

 ジェイアンドジェイの企業規模では、店舗ごとにシステムに詳しい担当者を置くことは難しい。通信トラブルなどが発生した際には店舗側での切り分けや復旧の対応が難しく、その都度、本部の管理本部システム課の楠目明紀課長が九州各地の店舗に出向いてトラブルの対応をしなくてはならなかった。

 楠目明紀課長は、「ネットワーク構築から10年近くたってルーターが老朽化し、トラブルが増えました。かつてはルーターの電源をいったん切れば、復旧するケースが多かったのです。しかし、老朽化してくるとハブ機能の不具合などもあり、私が現地に行って確認しなければなりませんでした。しかも、店舗数が増えた結果、故障時の切り分けも難しくなって、運用管理の負担は大きくなる一方でした」と振り返る。

 「ルーターの不具合などでトラブルが発生したときは、まず、故障箇所の切り分けのために機器ベンダーやISP事業者に別々に依頼しなければなりません。しかも、業務用のルーターは普通の量販店では販売していません。代替機の調達が必要になった際、複数の専門店や大型量販店に問い合わせて、最終的に大型量販店の本社まで機器を取りに行ったこともありました」と楠目課長は苦労を明かす。

 こうした運用管理の課題は、容易には解消できなかった。「状況改善のため、ルーターの全面更新を検討しました。しかし、全ての店舗(約80店舗)のルーター交換の費用を試算すると、800万くらい掛かってしまうことが分かり躊躇してしまいました」(楠目課長)。

「オールインワンネットワーク」の導入で一気に解決へ… 続きを読む

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