一足お先に!IT活用でパワーアップ(第7回)

近距離間でも費用対効果を感じるテレビ会議システム

2016.03.30

クリップについて

 愛知県で学習塾を展開する開拓塾では、豊橋本部(豊橋市)と西三河支部(岡崎市)の2拠点に2015年2月、テレビ会議システムを導入した。両拠点に集まる約30人の専任講師に岡田社長が熱い思いを伝えたり、講師同士で授業の進め方を共有したりといった使い方をしている。両拠点は車で約1時間の移動距離にもかかわらずテレビ会議システムを導入している。本システムを使った開拓塾のパワーの源となる“スタッフ全員のコミュニケーションの充実”への取り組みについて紹介したい。

<開拓塾>

1995年5月設立の愛知県豊橋市に本社を置く学習塾。小学5年生から高校3年生までを対象として集団指導を中心に運営している。豊橋本部と西三河支部を軸に愛知県内で20校舎を展開。2013年7月からは個別指導も開始した。生徒数は約2000人で従業員は約40人。そのうち約30人の集団授業の専任講師をすべて正社員として雇用している。

 開拓塾は1995年に岡田社長と望月次長が設立した学習塾だ。100人程度の生徒数でスタートしたが、設立6年目に1000人を突破。現在は約2000人を数えるまでになった。第一志望校の合格と学校成績のアップを目標に、専任講師がテキストを作成し、毎年見直すといった熱意あふれる指導が特徴だ。「愛知県立高校の第一志望合格率は、1000人以上いる塾では、まず愛知県ナンバーワンです」と望月次長は胸を張る。

 集団授業を担当する約30人の専任講師はすべて正社員で、豊橋本部と西三河支部の事務所にそれぞれ約15人が所属し、授業の際に各校舎へ出向く。講師は授業が始まる前の日中ものんびりしている暇はない。どうすれば塾生が授業内容を理解し、成績が伸ばせるのか教科ごとに先輩講師が後輩を指導したり、塾生のいない教室で模擬授業を行ったりして鍛錬している。

 模擬授業では授業内容のみならず、板書の仕方や注意の仕方まで実戦的な練習をするという。「野球でバッターボックスに入る前に投手をイメージしながら素振りをするのと同じです。講師の授業前の練習量では、恐らく日本一だと思います」(望月次長)

 「講師の仕事は単に知識を与えるだけではなく、成績を伸ばし、志望校に合格させることです。成績を伸ばすためには生徒が聞きたい授業をしなくてはなりません。そのためには、楽しくて、分かりやすい授業ができるように練習する必要があります。そして、教室で向き合う生徒たちが理解しているかどうかに目を向ける余裕を持つためには、模擬授業で授業の内容は頭にたたき込んでおかなくてはなりません」と望月次長は熱く語る。開拓塾では、専任講師自身の成長も求められているのだ。

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執筆=山崎 俊明

執筆=山崎 俊明

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