社長のための戦略的IT経営物語(第3回)

最適コミュニケーションで切り抜けた緊急事態

2016.10.05

クリップについて

――ビジネスには、大小さまざまなトラブルがつきものだ。どんなに綿密な計画を立てていても、思わぬところで予想外の事態は発生する。設立以来、順調な成長を遂げているクリップ商事も例外ではなかった。

――金曜日の午後、クリップ商事は社長をはじめ営業スタッフ全員が外出中。

淀さん(総務):栗先輩、さっき社長から、商談がもうすぐ終わるって連絡が入りました。

栗さん(総務):うまくまとまったかしら。今週も忙しかったけど、何とか無事に乗り切れそうな感じね。

――電話が入り、淀さんが応対。何やら慌てた感じで話し、ひとまず電話を切った。

淀さん:今、ビズ工業さんから「今日の打ち合わせは面堂さんが来るの?」って聞かれたんですけど、知っていました?

栗さん:来週打ち合わせがあることは面堂くんから聞いて知っていたけど、来週の月曜日じゃなかった?(パソコンのスケジューラーで確認)……やっぱり月曜になっているわよ。

淀さん:(営業の面堂くんに電話)もしもし面堂くん? さっきビズ工業さんから今日の打ち合わせの件でって連絡があったんだけど……。えっ?

栗さん:どうしたの?

淀さん:面堂くんがメール確認したら、昨日、先方から日程変更の依頼が入っていたみたいで、見落としていたらしいんです。今、別案件のため新幹線で移動中みたいで「すみません、すみません」って平謝りしています。

栗さん:今日の打ち合わせ、確か社長がミーティングで「やっとアポイントが取れた」って言っていたわ。誰か他に行ける人いないかしら。

淀さん:営業の皆さんは外出中ですよね。対応できる人がいないか1人ずつ電話で確認しましょうか?

栗さん:それじゃ手分けして順番にかけてみましょう。でも商談中かもしれないから電話をかけるの迷惑かしら。

緊急事態発生も、あざやかに切り抜ける… 続きを読む

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SID : 00043003

執筆=林 達哉

執筆=林 達哉

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