IT時事ネタキーワード「これが気になる!」(第24回)

おさらい「ビットコイン」

2018.01.12

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 ビットコインがこのところ、値上がりが激しい。投資や運用、取引を検討してみたいと思えど、ビットコインとはいったい何か、インターネット上で運用される仮想通貨とは何なのか、説明できる人は意外に少なくはないだろうか。誰が作ってどこが管理しているのか、どういう仕組みで動いているのか、入手や取引はどうすればいいのか? 正体が分からなければ、手を出すのは怖い。今回はそんなビットコインを解説する。

そもそも仮想通貨とは何か?

 仮想通貨とは、暗号通貨とも呼ばれるインターネット上のお金のことだ。実体はなく、コインや紙幣は存在しない。仮想通貨の中で主流なのがビットコインだ。ほかにも仮想通貨はイーサリアム、リップルなどがある。

 仮想通貨の発案者は「サトシ・ナカモト」と名乗る人物。2008年11月に仮想通貨ビットコインに関する論文がサトシ・ナカモトにより発表された。その論文を読んで構想案に賛同した人たちが仮想通貨の仕組みを考え、2009年ごろに誕生した。

 ビットコインは、基本的に各国の通貨やユーロのような、発行をつかさどる国や、流通を管理する銀行などの組織が存在しない。中央で管理する代わりに、コンピューターのネットワークを利用して通貨を管理する。その管理方法は、インターネット上に存在する1つの「ブロックチェーン」と呼ばれる大きな取引台帳にすべての取引を記録する、というユニークなシステムだ。

 すべての動きを記録するので、ブロックチェーンの整合性を保つ追記作業には、コンピューターによる膨大な計算が必要となる。これらの計算は、有志のコンピューターリソースを借りている。有志がコンピューターの計算能力を提供し合って、みんなで共有する1つの大きな取引台帳を保持し、ビットコインが成り立っているのだ。

 計算能力の提供を行った人には、報酬として仮想通貨が支払われる。この作業を「採掘(マイニング)」と呼ぶ。ただし無限に採掘できるわけではなく、あらかじめ発行総量が決められているのと、掘るにつれて計算の難易度が上がるなどで、採掘によるインフレや混乱は起こらない仕組みになっているという。

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連載記事≪IT時事ネタキーワード「これが気になる!」≫

執筆=青木 恵美

執筆=青木 恵美

長野県松本市生まれ。独学で始めたDTP(パソコンによる机上出版)がきっかけで、IT関連の執筆を始める。執筆書籍は『Windows手取り足取りトラブル解決』『見直すだけで安くなる、スマホおトク術』など20冊あまり。Web媒体は日経XTECH、日経トレンディネットなど。日経XTECHの「信州ITラプソディ」は、2008年より10年にわたって長期連載した人気コラム(現在でもバックナンバーあり)。日経パソコン、日経PC21、日本経済新聞などに多く執筆。現在は、日経PC21に「青木恵美のIT生活羅針盤」、日経パソコンに「ちょっと気になるITアラカルト」を好評連載中。

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