偉大な先人に学ぶ日本ビジネス道(第1回)

大阪の父、五代友厚は本当に“イケメン”だった

2016.06.22

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 2015年9月から2016年4月まで放送されたNHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」は非常に人気を博しました。覚えている方も多いのではないでしょうか。ドラマの中で主人公を支える重要な役として活躍したのはディーン・フジオカさんが演じた五代友厚です。かっこいい五代が劇中で亡くなった時は「仕事に行きたくない」などの声がネット上にあふれ“五代ロス”なる言葉まで生まれました。

 ドラマの主人公である「今井あさ」は女性実業家、広岡浅子をモデルとしていますが、五代は明治実業界の大物五代友厚がモデルです。残された五代の写真を見ると、少し優しいイメージがあるディーン・フジオカさんとは違ったタイプですが、キリッとした眉毛を持つかなりのイケメンだったようです。

 ドラマの五代は、主人公に心を寄せながらも実業界の師として導いていく役どころでした。広岡浅子と五代が親しく交わったことを示す史料はないようですが、実際の五代も近代大阪経済の父と呼ばれる名経営者です。「東の渋沢、西の五代」と、日本資本主義の父とも称される渋沢栄一と並び称されるほどの功績を残しています。

 五代は、1836年に薩摩藩士・五代秀尭の次男として鹿児島城下で生まれました。ちなみに、坂本龍馬、井上馨、山岡鉄舟など幕末から明治にかけての多くの傑物が同じ年に生まれています。

 五代は、現在でいうところのグローバルな感性にあふれる人物でした。視野が広く、常に世界に目が向いていました。その萌芽(ほうが)は、すでに子ども時代に見られました。五代は小さい頃から俊英として知られていましたが、12歳の時、世界地図を模写してそれを球に張り付け、地球儀を作って眺めていたというエピソードが残っています。

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