遊びから見つかったビジネスの種(第1回)

「フリスビー」は皿投げ遊びから生まれた

2016.07.15

クリップについて

 ヒット商品を生んだり新しいビジネスの種を見つけられる人は、普通の人と何が違っているのでしょうか? この連載では一般によく知られた「遊び」を中心に、ヒット商品の裏側に潜む話を明らかにしていきます。

 第1回は、丸い円盤を投げて遊ぶフライング・ディスク「フリスビー」の誕生に迫ります。

フリスビーの誕生伝説

 砂浜でのパーティーを終え思い思いに遊び始める大学生たち。テーブルには食べ終えたパイ皿が散乱している。一人がふざけてそのブリキ皿を取り上げて投げた。円盤型なので遠くまでよく飛ぶ。面白がって何人も後につづき、しまいには投げ合いになる。一人が落ちたパイ皿を拾う。表面には「Frisbie’s Pies Company」とある。

 のちに世界で記録的な大ブームを起こす商品が生まれた瞬間だった……。

 これがフリスビー誕生伝説の一部です。しかし、本当かどうかは定かではありません。なぜなら「皿を投げて遊ぶ」行為なら古代からあり(“円盤投げ”はオリンピック種目にまでになっている)、はっきりした起源はたどれないからです。

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執筆=味志 和彦

執筆=味志 和彦

佐賀県生まれ。産業技術の研究者を経て雑誌記者など。現在コラムニスト、シナリオライター。

連載記事≪遊びから見つかったビジネスの種≫

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