人手不足時代の業務効率策(第3回)

最新版Windows Serverに最短で移行する

2019.03.13

クリップについて

 いよいよ2020年1月14日にサポート期間が満了する、「Windows Server 2008」と「Windows Server 2008 R2」。サポート終了(EOS)に伴ってセキュリティパッチが提供されなくなり、問い合わせ窓口も閉まってしまう。その日が来る前に最新版のWindows Serverへと安全・確実にアップグレードするには、入念な計画と果断な実行が求められる。

期限を死守できる移行計画を策定

 まず何よりも先に行わなければならないのが、スケジュールの作成だ。絶対の期限は2020年1月14日と決まっている。間に合うように、「現状調査→移行計画の策定→移行手順の検証→仮の移行とテスト→切り替え」とマイルストーンを置くのがよいだろう。

 日程を決めるに当たっては、スケジュール最優先の考え方で臨むのを強くお勧めする。残された期間は1年弱しかない。いくら優れた方法でも、2020年1月14日に間に合わなければ意味がない。日程優先とし、次善策をためらってはならない。

 2019年は、どの企業・団体でも業務システムの更改やイレギュラー処理が目白押しだ。主なものを挙げる。

●10日間の超大型連休への備え(2019年4月27日~5月6日)
●新元号への切り替えに伴う業務システム更改(2019年5月1日)
●Microsoft SQL Server 2008/Microsoft SQL Server 2008 R2の延長サポート終了への対応(2019年7月9日)
●消費税率の改定に伴う業務システム更改(2019年10月1日)
●消費税率改定後の時限対策に伴う業務システム更改(2019年10月1日~2020年7月など)
●Windows 7の延長サポート終了への対応(2020年1月14日)

システム更改に当たるソフトウエア設計者やプログラマーが不足し、ソフトウエア開発やテストのためのIT資源が不足するのは目に見えている。人繰りや予算を調整する必要があるだろう。業務を外部に委託したり、IT資源を一時的に賃借したりするのも、対策として有望だ。

 もちろん、最新版Windows Serverへの移行計画を策定するには、その移行をどのような方法で行うかもよく詰めなければならない。内容・費用(工数)・期間を評価軸として複数の方法を比較し、絶対の期限(2020年1月14日)を守れるものを選び出す。

 大別すると、最新版Windows Serverへの移行には次の3つの方法がある。

オンプレミス(自社運用)の物理環境への移行
●オンプレミス(自社運用)の仮想環境への移行
●パブリッククラウドへの移行

最新版Windows Serverへの移行先として、まずオンプレミスにするか、パブリッククラウドにするかを選択。オンプレミスの場合は、さらに、最新版Windows Serverの仮想マシンの仕様と業務アプリケーションの相互運用性を判断して、物理環境にするか仮想環境にするかを決める

移行先はクラウドでなければならないのか?… 続きを読む

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SID : 00091003

執筆=山口 学

執筆=山口 学

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