脱ITオンチ「社長の疑問・用語解説」(第25回)

不動の4番バッター「ルーター」

2020.01.22

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 今年こそはITに詳しくなろうと誓いを立てたものの、なかなか理解できないIT用語。そんなITオンチの社長にも理解できるようにITキーワードを解説するのが本連載「社長の疑問・用語解説」だ。今回はインターネット接続に不可欠な「ルーター」を紹介しよう。

「社長、インターネット接続のスピードが遅くなったといって社員からクレームが来ています。そろそろ新しいルーターに買い替えませんか」(総務兼IT担当者)

「ルート?ああ、ルート案内ね。営業車のカーナビはこの前、取り付けたばかりじゃないか。営業社員にも好評らしいな」(社長)

「その節は予算を通していただきありがとうございました。ってカーナビの話じゃないんです。ルーターです」

「ルーター?」

「ルーターはインターネット接続に欠かせない大切なネットワーク機器です。もし、ルーターが故障すればホームページもメールも使えなくなるんです。社長の好きな野球でいえば、不動の4番バッターです」

インターネット接続に欠かせないルーター

 ルーターはデータの経路情報をやり取りするネットワーク機器です。以前は社内ネットワーク同士を接続したり、拠点間を接続したりする機器として利用されてきました。現在は世界中に張り巡らされた通信事業者のネットワークやインターネットの中継機器としても利用されています。ネットワーク機器の中でも通信に不可欠な「不動の4番バッター」のような存在です。

Q ルーターの役割を教えてください

 社内ネットワークでルーターを使っていない企業はないと言っても過言ではありません。なぜなら、社内ネットワークと社外ネットワークをつなぐのがルーターだからです。社内のパソコンなどからインターネットに接続するときは、ルーターを通じて通信が行われます。

 また、企業向けルーターは高速なインターネット接続に対応するほか、拠点間を閉域網で安全に接続するVPNや、有害サイトの接続を制限するフィルタリング機能を備えたものもあります。IP電話に対応するタイプもあります。


Q ルーターとWi-Fiの関係を教えてください

 社内でWi-Fi(無線LAN)を利用する場合、ルーターにWi-Fiのアクセスポイントを接続します。もっと簡単な方法としては、Wi-Fi機能を搭載したルーターを使う手です。小規模な拠点・店舗や家庭向けのルーターでは、インターネット接続に加えWi-Fi機能を搭載したタイプが一般的です。さまざまなネットワーク機器会社から、最新の無線LAN規格に対応するルーターが提供されています。

Q ルーター導入時に注意点はありますか

 通信速度の遅いルーターを使い続けると、インターネット通信速度が遅くなる場合があります。インターネット通信速度が遅くて業務に支障を来すといった事態を回避するためにも、定期的にルーターの買い替えを検討するとよいでしょう。

 ルーターはITベンダーや通信事業者から購入できるほか、月額料金でレンタルが可能なサービスもあります。また、事前の設定や設定変更が必要な場合、ネットワーク専門家に任せられるサービスも提供されています。トラブル時のサポートも行ってくれるサービスを選ぶとよいでしょう。

最高のルーターは存在しない!?

「社長、ルーターが大切な理由を理解していただけましたか。インターネット接続が快適になれば、仕事もはかどります」(総務兼IT担当者)

「君はいつもそんなこと言っているが、仕事がはかどったためしなどないじゃないか」(社長)

「社長、新しいルーターに変えれば、仕事で使うインターネット接続の速度が遅いという社員のストレスが減ります。業務効率も上がります。しかも、うちの会社の規模で使うルーターなら、レンタルしても月額利用料は安く済むはずです」

「君の業務効率も上がるのかね」

「もちろんです!新しいルーターは、野球の4番バッターがもっとすごい選手に代わるのと同じです。新旧のルーターをトレードするイメージですね」

「なるほど、4番がいないと野球にならんな」

「社長、やっと理解していただけましたか」

「今度の日曜にわしの草野球チームに来てくれ。4番バッターが風邪引いちゃってね。君の活躍次第で検討しよう」

「もし活躍しなかったら?」

「君自身がトレードだろうな」

「練習します!」

SID : 00114025

執筆=山崎 俊明

執筆=山崎 俊明

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