脱ITオンチ「社長の疑問・用語解説」(第28回)

「サブスク」の季節がやってきた

2020.06.10

クリップについて

 カタカナが多くて、何回聞いても分からないIT用語。そんなITオンチの社長にも理解できるようにITキーワードを解説する本連載。今回は、どこかで聞いたことがあるかもしれない「サブスクリプション」。略して「サブスク」だ。

「社長、総務で使っているパソコンが古くなったので、サブスクで借り換えてもいいですか」(総務兼IT担当者)

「サブ?ワシの同級生のサブちゃんがどうかしたのか」(社長)

「違います。誰ですかサブちゃんって。サブスクはサブちゃんとは関係ありませんよ。定額制で商品やサービスを利用する仕組みをサブスクっていうんです」

「君がサブ、サブって繰り返すから、何だかサブちゃんに会いたくなった。出掛けてくるからワシが帰ってくるまでに、もっと分かりやすい説明を考えておきたまえ」

購入から利用へ。定額で借りるという選択肢

 サブスクリプション(サブスク)を日本語で言い表すと、「定期購読」や「予約購読」となります。例えば、音楽CDや映画DVDを購入するのではなく、月額定額制で音楽が聴き放題になったり、映画が見放題になったりするネットサービスがあります。これらはサブスクの一例です。ビジネスにおいても、月額や年額の定額料金を支払えば、最新のソフトウエアやパソコンを利用できるサブスクの利用が広がっています。

ソフトウエアを購入した場合と、サブスクを利用した場合の比較

Q サブスクのメリットを教えてください

 例えば、パソコンのソフトウエアを購入して使っていると、ソフトウエアがバージョンアップした場合、新バージョンを買い直さなければなりませんでした。それに対し、サブスクのソフトウエアは、月額定額などのクラウドサービスとして提供されます。更新は自動で行われるケースが多く、最新バージョン、最新機能を利用できるメリットがあります。

Q ソフトウエア以外のサブスクはありますか

 ソフトウエアとパソコン本体のレンタルをセットにしたサブスクがあります。パソコン本体を購入すると、台数分の初期費用がかかるほか、資産の減価償却が必要な場合もあります。サブスクを活用すれば、初期費用が抑えられるだけでなく、利用料として経費で処理できるようになります。

Q サブスクの留意点を教えてください

 月額定額や年額定額で利用料を支払うため、利用状況によっては購入するより割高になる可能性があります。また、契約期間の途中で解約する際に、解約金が必要な提供事業者もあります。サブスクの提供事業者を選ぶには、サポートも重要です。パソコンの故障時に代替機に交換してくれるのか、保守サービスがあるかなど、事前にサービス内容をよく確かめる必要があるでしょう。

サブスクにぴったりな気候がある!?

「社長、サブスクがどんなものか、分かっていただけましたか」(総務兼IT担当者)

「ソフトもパソコンも購入せずに定額で利用できるのか。便利な世の中になったもんだな。君がやっている総務の仕事も、コストをかけないで効率化できるアイデアはないのか」(社長)

「社長、そのためにも、まず、パソコンを替えないと……」

「気候がもっとサブくなったら考えよう。サブスクだけにな」

「社長、パソコンを替える気ないですね……」

SID : 00114028

執筆=山崎 俊明

執筆=山崎 俊明

あわせて読みたい記事

連載記事≪脱ITオンチ「社長の疑問・用語解説」≫

PAGE TOP

閉じる
会員登録(無料) ここでしか読めないオリジナル記事が満載
閉じる