LINEで仕事を(第17回)

仕事依頼から確認まで全部LINEで済ませる事例

2020.09.16

クリップについて

 通常、仕事のやり取りはメールですることが多いだろう。筆者は、フリーでライティングや編集の仕事をしている。最近は、ビリヤード雑誌の仕事も増えてきており、プロやアマチュアのプレーヤーにインタビューしたり寄稿してもらったりする機会もできた。

 すると、対象は会社員ではないケースが多く、パソコンを使っていない人もいるのだ。そういう人とやり取りする場合はどうすればいいか。今回は「寄稿をお願いし、初校をお送りして著者校正してもらう」という流れの仕事を前提に、LINEですべてを済ませた経験をお伝えしよう。

まずは連絡先をゲットする

 ビリヤード業界は狭いので、どこかでつながっている場合が多い。そのつながりを利用して先方に連絡先を交換してもよいか確認してもらい、連絡先を友だちから送ってもらうようにしている。

【Aさん】自分とのトークルームを開いてもらい、メニューから「連絡先」を選んでもらう

 

【Aさん】「LINE友だちから選択」を選択し、連絡先を選んで送信してもらう

 

【自分】Aさんとのタイムラインに連絡先が届くので、それを開いて追加する

 

 IDを取得している場合は、IDを何らかの手段で伝えれば、ID検索してもらって友だち追加してもらうことも可能だ。

友だち追加画面の検索でID検索してもらえば友だち追加してもらえる

 

 一昔前は、電話できちんと企画意図などを説明するのが常識とされていたが、最近はメールやSNSなどのツールでお願いするほうが失礼に当たらない風潮がある。外回りが多い人や、曜日によってまたは時間帯によって仕事場が違う人などは、電話で意図しない時間に強制拘束されるよりも、コミュニケーションツールでの連絡のほうが自分の都合に合わせて読め、返信できるからだ。筆者がこれまでSNSでインタビューのお願いをした際、丸一日返事が来ないなど、レスポンスの遅い人は今のところ1人もいない。

LINEで寄稿のお願いをする

 LINEがつながれば、テキストでのやり取りは何ら問題ない。依頼内容が長くなる場合は、読みやすい位置で改行したり1行空けたりして読みやすいレイアウトを心掛けよう。

依頼内容をテキストで(左)、大まかなラフを画像で送ってみた(右)

 

相手から原稿を受け取る

 寄稿をお願いした人は、文章を書くのは好き(得意)だがパソコンが苦手。そんなわけで「手書きでもよいですか?」と。苦手なパソコンを使うことによって文章のクオリティーが下がるよりいいと思い、手書きで原稿をいただくことになった。

A4判4ページ分(約7200文字分)の原稿が送られてきた

 

 受け渡し方法は、「執筆した原稿用紙をスマートフォンで撮影し、LINEにアップロードする」というもの。単純計算しても400字詰め原稿用紙18枚分だ。原稿用紙を1枚1枚ダウンロードし、パソコンの大きな画面で表示してデータ化した。文字起こしは大変ではあったが、「パソコンが使えなくても、直接面会や郵送という手段を使わず寄稿してもらえる」ということが体感できた。

初校を確認、著者校正してもらう

 データ化して入稿し、初校が上がってきた。デザイナーから筆者へはPDFで送られてくるが、LINEでPDFデータを送るとワンタップしなければ内容が見られない。Androidスマホだと、ワンタップした後に「ビューワーを起動」を選ばないと閲覧できないのでさらにひと手間多い。画像ならトークルーム画面のままでも見られるため、PDFを画像に変換してLINEにアップロードする。

PDFだとワンタップしないと見られないが(左)、画像なら小さくてもその場でイメージを確認できる(右)

 

 校正内容を提示してもらう方法は2つ。1つはコンビニなどで印刷し、紙に赤字を入れて撮影し、それをLINEにアップロードする方法。コンビニに行く時間的余裕がある場合や赤字が多い場合はこちらの方法が効率的だ。もう1つは、初校の画像に赤丸を入れ、修正したい文言をテキストで提示する。1ページに数カ所しか訂正がない場合はこちらで問題ない。

印刷した紙に赤字を入れて撮影する方法(左)と、画像にした初校に画像アプリなどで赤丸を入れてテキストで補足する方法(右)

 

 このようにして、スマホのLINEだけで仕事をすることができた。この人には連載をお願いしているため、毎回この方式で仕事を継続している。

SID : 00145017

執筆=内藤 由美

執筆=内藤 由美

大手ソフト会社で14年勤務。その後、IT関連のライター・編集者として活動。ソフトウエアの解説本、パソコンやスマートフォンの活用記事などを執筆、編集している。

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