システム構築のための調整力向上講座(第30回)

組織に働く力学を知りパワーと影響力を行使する

2018.03.08

クリップについて

 リーダーが日々の現場で直面するさまざまな場面で必要となる、ステークホルダーとの利害調整に役立つ考え方として「政治力」について解説します。

 「人が3人寄れば派閥ができる」といわれます。どんな組織にも派閥があり、政治があります。組織の本質は「相互依存性」です。自分の責務を果たすためには、誰かの協力を得る必要があるのです。成すべきことを成すために人を動かす。これが「政治」です(図1)。

 ベンダーでも情報システム部門でも、プロジェクトマネジャーでも現場リーダーでも、政治から逃げていてはプロジェクトを成功に導けません。政治というと聞こえはよくありませんが、組織には必要なものなのです。

物事を実行する3つの方法

 米スタンフォード大学ビジネススクール教授のジェフリー・フェファー氏は「影響力のマネジメント」(東洋経済新報社)の中で、物事を実行する方法として下記の3つを挙げています(図2)。これらはどれかを選択するのではなく、セットで必要なものです。

(1)階層による権限を使うこと… 続きを読む

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執筆=芝本 秀徳

執筆=芝本 秀徳プロセスデザインエージェント代表取締役

プロセスコンサルタント、戦略実行ファシリテーター。品質と納期が絶対の世界に身を置き、ソフトウエアベンダーにおいて大手自動車部品メーカー、大手エレクトロニクスメーカーのソフトウエア開発に携わる。現在は「人と組織の実行品質を高める」 ことを主眼に、PMO構築支援、ベンダーマネジメント支援、戦略構築からプロジェクトのモニタリング、実行までを一貫して支援するファシリテーション型コンサルティングを行う。

連載記事≪システム構築のための調整力向上講座≫

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